星に願いを・・・
壮大な宇宙にテーマを絞った随筆(エッセイ)集です
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イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが手製の望遠鏡で木星の4つの衛星を発見したのは有名な話です。1610年
の事ですから、よっぽど低倍率の望遠鏡でも見えますし、肉眼でも見れるという噂もあります。
因みに公転の木星に近い側からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストです。
11/6に撮った時は4衛星のうち、1つの衛星が木星の向こう側に居ましたが、今晩の撮影では4衛星全てが写りま
した。
当然、軌道面を横から撮っているので、オイラの画像からそれぞれの衛星名を判断する事はできません。
第一衛星のイオは月よりも大きく、1979年のボイジャー1号・2号が接近した時は大興奮しました。何故なら、大きく
吹き出す火山の噴煙の画像が送られて来たからです。木星の大重力によって、地質活動が活発なのでしょう。
第二衛星のエウロパはガリレオ衛星で一番小さい。水の氷で覆われ、内部には水が存在する仮説が立てられて、
生物の存在も期待されます。
第三衛星のガニメデは、木星の衛星では最大で、太陽系の衛星でも最大である。その巨大さは、惑星の水星を越
える。エウロパ同様に氷の地下には大量の水が存在する可能性が高い。
第四衛星はカリストで、その特徴はクレーターに覆われている事。つまり、地質活動が見られません。木星から重
力の影響を大きく受けないので、内側の衛星程に潮汐作用が無いのでしょう。
とにかく明るい木星。オイラの住んでる神奈川県央の住宅街で、星なんて5〜6個しか見えません。月は別として、
金星と木星くらいしか元気に光ってる天体はありません。そんな木星に双眼鏡を向ければ木星を挟んで一列に並ぶ
ガリレオ衛星が観れるはずです。凄く神秘的だし、真珠の様に綺麗で可愛いです。日によって、各星の位置が異な
り、衛星の目まぐるしく公転する様子が伺えます。手ブレで目と腕が疲れるので、三脚があると申し分ありません。
<2022年09月30日 追記> 今晩のガリレオ衛星です。木星本体を挟んで3対1ですが、左側の3衛星が正三角形
の位置でした。初めてこんなの見ました。
<2022年11月17日 追記> 今晩のガリレオ衛星です。どの衛星だか、木星本体ギリをかすめ、感動的でした。
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