星に願いを・・・
壮大な宇宙にテーマを絞った随筆(エッセイ)集です
星に願いを・・・Part6(マゼラン星雲) 2003/10/19
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南半球でしか観ることのできない星に南十字星がありますが、マゼラン星雲も北半球にいては観
測できません。私が生まれて初めてこの星雲を見たのはオーストラリアにて。肉眼でも簡単に見えま
す。ご存じの通り、マゼラン星雲は大・小2つがあって、文字通り最初は雲にしか見えませんでした。
大航海時代に名付け親のマゼランが最初に発見したとき、雲と間違えたのも納得できます。
これらの星団は我が銀河系のお供の銀河と考えられています。大マゼラン雲は,地球から16万光
年の距離で銀河系の10分の1。一方の小マゼラン雲は地球から20万光年の距離で銀河系の100分
の1。
「星に願いを・・・」もPart6 までくると、地球からの距離も桁が違ってきました。流石に数十万光年も
の彼方からやって来る光は星単体のモノではなく、数千億個もの星が集まる星団からです。それにし
ても、私が見た大マゼランは20万年前に放たれた光。今現在のマゼランはどうなっているのだろう?
宇宙では「時間」という概念すら無意味に感じてしまいます。Part7では更に遠い星団の話・アンドロ
メダです。
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