星に願いを・・・
壮大な宇宙にテーマを絞った随筆(エッセイ)集です

 
星に願いを・・・Part3(恒星) 2003/10/05
夜空に輝く満天の星。それらの星を2つの種類に分けるなら、惑星と恒星になる。「Part2」でのおさら いになるが、前者の「惑星」は我ら地球と兄弟分の太陽系惑星、すなわち水、金、地(球)、火、木、 土、天(王星)、海(王星)、瞑(王星)。地球は我が星だから、そこから見える他の惑星は8つ。そのう ち、水星と金星は地球より内側の軌道を回るので、普段は太陽の強い光に遮られて滅多にお目に かかれない。つまり、夜も深まった空に拝める我が太陽系惑星は火星を含めてその外側の6つとな る。これらの惑星は太陽の光を反射して、我が地球にその姿を映しだしている。「惑星」と名付けられ た所以はその不可解な動き。詳しいことは「Part2」で述べたとおりである。▲ さて、数え切れないほ どある夜空の星のうちで、これら6つの惑星を除いた星の正体は一体何なのか。それらは一般に 「恒星」と呼ばれている。我が太陽系の中心、太陽と同じで、自ら燃え輝いている星である。それらは あまりにも地球から距離が離れているために、少しばかりの期間では、見た目では移動しているよう に見えない。だから古代からそれら星々を結ぶ星座が存在するのである。有名な「北斗七星」や「カ シオペア」、「オリオン」といった星座を形成する星々はすべて「恒星」から成り立っている。距離は果 てしなく遠くに存在しようとも、自ら光り輝く星だからこそ、その光は「点」として、我が地球上に届いて いるわけである。▲ 簡単な方法だが、惑星と恒星の見分け方がある。恒星の光線は遥か遠くから 地球に届くので(早くて、光速で数年)、様々な影響を受けて地球まで届く。すなわち、夜空の星で瞬 (またた)いて見えるのが恒星。一方、強弱なく一定の光量で光り輝くのが惑星です。もっとも、涙して 見上げる夜空をご覧の御貴兄・ご婦人の方々には話は別ですが。次回は、地球に最も近い恒星・ 「アルファ・ケンタウリ」に関する話です。



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